【お仕事お悩み相談44】やりがいを感じられない求人広告営業。続けるか転職するか…。




※こちらは過去に募集していた「お仕事お悩み相談室」のアーカイブです。
現在、お悩み相談は受け付けておりません。

せめて3年間は頑張りたいと思っているものの、自分は営業に向いていない気もします。

【相談内容】

新卒で地元の求人広告会社に入社して2年目です。
最近、このまま仕事を続けて行くべきか迷っています。
私は営業に向いてないのではないかと思うようになりました。

恥ずかしながら、私はまったく求人広告の契約が取れません。
見込みを増やさなきゃと気持ちは焦るのですが、飛び込みや電話アプローチ件数が伸ばせません。
お客様に断られるのが嫌で、アプローチ出来ずにいるのでは…と思っています。

まずはやらないと何も変わらないのは分かってるんですが、いざ訪問しようと思っても、なかなか一歩が踏み出せません。
また自社媒体を使って頂くための営業トークが上手くできません。
価格だったり、反響だったりの面で他社に取られてしまうことが多いです。

ただ、まだまだ社会人として未熟なまま次の仕事が出来るのかという不安と、
できる限り3年間は今の頑張ってきたい、今育てて頂いている上司や先輩に、自分が活躍することで恩返ししたいという思いもあります。
ここで転職しては自分は逃げてるだけだと感じています。
しかし、仕事が面白い・やりがいがあると感じることがないこの状態で続けて意味があるのか悩んでいます。

アドバイスお願いします。

【回答】

「私は営業に向いてない」と思うお気持ち、本当に痛いほどわかります…!涙

お客様に断られるのが嫌で、怒られるのはもっと嫌。目標の数字にまったく届かず毎日ため息ばかり。営業1~2年目の私も毎日「辞めたい、自分に営業は向いていない」と思っていました。

しかしご相談者様は不安な気持ちを抱きつつも、3年は今の仕事で頑張りたいと思ってるのですね。素晴らしい…!しかも育ててくれた上司や先輩に恩返しをしたいだなんて、なかなか思えないですよ。関わった方々を大切にされていてとても素敵です。

そこで今回は、求人広告営業を経験した私なりの「現状を少しでもポジティブに乗り切るコツ」をご紹介させていただきます。何か一つでもお役に立てられれば幸いです。

すべては「怒られないため」に行動してみる

営業職はお客様に怒られてなんぼ、みたいな風潮ありますよね。でも私はやっぱり怒られるのが苦手です(今現在もです)。ですので、お客様に怒られないようにするにはどうすればいいのかを常に考えていました(笑)

怒られないために行動した具体例です。↓

  • 飛び込み営業の際は資料とともにちょっとした手書きの手紙も添える(手紙があることで担当者不在でも資料を渡してもらいやすい)
  • テレアポの際は怒られにくい時間帯を想像してみる(この飲食店なら17時頃かな…、この運送会社は9時頃かな…など)(この会社の事務員さんは鉄壁なので18時以降に電話しよう…など)
  • 商談は貴重な時間を割いてもらってることに感謝しつつ、お客様のお悩みを聞き出すことに徹する(話すぎるとたいてい嫌がられる)

このような感じで怒られないことを考えていたら、自然と「役に立つ・気配りある営業マン」だと思われるようになりました。怒られて心が折れてしまう前に、先回りして気の利く営業パーソンになってみることをおすすめします!

営業トークを磨くよりも、お客様の未来を想像してみる

営業トークは同じく私も苦手です。なにより私は話すことが苦手です(元営業とは思えませんね…汗)子供の頃から人の話を聞くほうが好きだったのです。

ですので私は商談の際、徹底的に聞く側に回っていました。お客様の悩みや困っていることを深堀りして聞きつつ、想像するのです。「自社の商品はお客様の未来にどういう影響を与えられるのだろう…」と。

求人広告で質の高い人材採用ができたら会社の売上がアップするだろうな…とか、人手不足が解消されて働きやすくなるだろうな…とか。そのように営業先のより良い未来を想像をすることで、お客様に伝えたい言葉が出てくるはずです。

相手を想って発する言葉は、営業トーク以上に伝わりますし、心に響くと思います。

14日以内に3回お客様を感動させてみる

これはかつてお世話になった先輩から伝授したワザなのですが、14日以内に3回お客様を感動させると受注率がアップするのです…(おまじないみたいですが、これがホントに!)

例えばアポイントが取れて商談できたお客様に対して

(1回目)商談した日の夕方に、お礼のメールをする。

(2回目)翌日ヒアリングしたお悩みに対する提案書を送る。

(3回目)数日後、お礼の手紙とともに、もう1案提案書を持参する。

短期間に何度も接触することで印象を強められますし、「うちの会社のことを想ってくれてるのだなぁ」と思ってもらえます。なによりレスポンスの速い営業は信頼度が違います。提案書を送る際、いつ送ってくるのかわからない営業と、「2日後に送ります」と事前に連絡のある営業とでは、後者のほうが安心できますよね。

結局は「想像力と思いやり」!

上記3点をまとめると「想像力と思いやり」を持つことが、営業スキルアップに繋がり、やりがいや面白みに繋がっていくのだと思います。もちろん売上アップも見込めるでしょう。お客様のために何ができるのか、考えて行動することで現状は打破できると思います。

最初から営業の仕事を完璧にできる人はいません。ですがお客様を思い、試行錯誤しながら行動することで、お客様の反応や仕事の手応えは変わってくるはずです。一人で悩まず、先輩や上司に相談しながらポジティブに模索してみてくださいね!

まとめ

えりた
自分なりに工夫した営業活動が実を結んだとき、必ずややりがいを感じられるはず。「もう少しがんばりたい」その気持ちがあれば大丈夫!