【お仕事お悩み相談41】このままだと夫が過労で倒れてしまう




※こちらは過去に募集していた「お仕事お悩み相談室」のアーカイブです。
現在、お悩み相談は受け付けておりません。

31歳を過ぎての他業種への転職というのは難しいものですか?

【相談内容】

私の夫は新卒で中小のサービス業に就職してから9年になります。
店長を任されてからは1年です。
夫の仕事は給料が安く、新卒入社時から3万円しか上がらずいまだに手取り22万円。
土日祝日関係なくシフト制、週1休み、朝9時からほぼ休憩なしで23時帰り。
有給取得できたことなし、2日以上の連休なし、残業代一切なし、年2回のボーナスは給与1ヶ月分です。

ひとり息子が2歳を過ぎ、今後の生活を考え転職を検討しています。
転職するならほかの業種がいいと考えエージェントに登録し活動しているのですが、なかなか進みません。
書類選考の時点で落とされます。

31歳を過ぎての他業種への転職というのは難しいものですか?
やっぱり実績がないと難しいですか?
子ども2人目もほしいし、転職は35歳までと言われているので切羽詰まっています。
日頃上記のような激務でありあまり転職活動に時間をかけられないです。

仕事を休むのは難しいですし、生活があるので今の仕事を辞めるわけにもいかず…。
どうしたらいいですか?このままだと夫は疲労で倒れます。助けてください。
アドバイスお願いします。

【回答】

長時間勤務で休日も少ないご主人の身体が心配ですね。店長を任されてからの1年はこれまで以上に業務が増えたでしょうし、責任とプレッシャーも感じていることと思います。仕事をしながらの転職活動もうまくいかずにお辛い状況ですね。

30歳過ぎての他業種の転職は可能ですが妥協も必要かと(特に給与面)

年齢が上がるにつれて転職は難しいと言われていますが、実際は転職者の半数が30代・40代以降の方だと言われています。下記のサイトでも35歳以降の方で転職したい方は8割を超えているという調査データも出ています。

665人に調査!35歳以降になって転職したい人が「8割超」なワケ(ダイヤモンドオンラインより)

30代以上の方でも転職を希望する方や、実際に転職されている方はたくさんいらっしゃいます。ご主人様が店長業務で培ったマネジメントスキルや、コミュニケーション力を評価してくれる企業は必ずあると思います。

ですが、一般企業では30代前後で管理職や役職に就く人も多いです。つまり年下の上司や先輩がいる職場に転職する可能性もあります。ご主人様が気にしなくても、周囲が気にしてしまうこともあります。

転職先に馴染むにはそれなりの時間と努力が必要かと思います。また転職後、数年は年収が今よりも下がる可能性があります。他業種となると一から覚えることが多いですし、実績を出すのに時間もかかるからです。数年は年収が下がることに対しての覚悟も必要かと思います。

転職エージェント以外も職探しの方法はあります

転職エージェントは相談ができたりサポートが手厚いので、職探しの力強い味方ですよね。ただ一方で、企業とダイレクトにやり取りができず常に仲介が入るため、時間がかかるデメリットもあります。

またエージェント担当者との相性の良し悪しもあると思います。現在結果が出ていないのであれば、他の方法を模索する必要があると思います。以下、3つの職探し方法をご紹介します。

①求人サイト・転職サイトで探す

最近は求人サイトがたくさん存在しています。ここで具体的な求人サイトをご紹介するのは控えますが、検索条件で絞り込めば希望条件にマッチした求人情報を多数見つけられます。

WEB応募なら24h対応していますので働きながら応募することも可能です。またサイトによってはスカウト機能で企業から連絡がくるケースもあります。企業と直接やりとりができる分、自分らしいアプローチをすることも可能だと思います。

②新聞折込の求人広告で探す

新聞はとっていますか?毎週日曜に新聞に求人広告チラシが折り込まれています。新聞折込チラシの特性は「速効性」があることなので、求人広告を出している企業は「すぐにでも人がほしい!すぐに採用したい!」という企業がほとんどです。

私も以前関わっていた仕事なので求人広告チラシの流れを把握しておりますが、「日曜に折込→月曜に応募連絡→その週に面接→翌週には採用」といった企業も多かったです。

転職エージェントや求人サイトが「時間がかかってでもいい人材を探す」スタンスに対して、求人広告チラシは「なるべく早く人材がほしい」スタンスなのです。

③退職してから探す

生活のために今の仕事を辞めるわけにはいかないとのことですが、思い切って退職してから転職活動に集中するという手もあります。

というのも、もし企業側が2人の応募者から1人の採用を検討しているとして「すぐにでも働ける人」と「在職中なので1~2ヶ月後に働ける人」だった場合、前者を採用することが多いのです。

退職をして、少し体と心を休めて、気持ちをリセットした状態で今後どういう働き方をしたいのかをしっかり整理する。それから転職活動に集中する方法もよいのではと思いました。

ファイナンシャルプランナーに今後のライフプランを相談してみる

転職とは別件にはなりますが、これからご家族と長い人生を歩んでいく上で必要なのは「資金計画」だと思います。住宅、教育、車にローンなど、将来かかるお金はどれくらいなのか、どれだけお金が必要なのか、明確にすることで将来への不安は軽減されます。

お金の専門家であるファイナンシャルプランナーに現在の収支の見直しや、将来のライフイベントに必要な資金計画をプランニングしてもらうと必要な資金が明確になり、安心できます。

無料で相談できる保険会社はたくさんありますし、私も先日相談に行きました。将来の資金計画を立てることで、お子様の人数によってどれくらいの資金が必要なのか、共働きをいつまですべきかなど先々のことが見えてきてとても勉強になりましたよ!ぜひ相談されてみることをおすすめします。

まとめ

えりた
転職すればみなさん年収アップするわけではありませんが、働きやすい職場に転向することで心身が回復する可能性は多いにあります!ご家族皆さんで支えあって暮らしていけることを祈っております!