※こちらは過去に募集していた「お仕事お悩み相談室」のアーカイブです。
現在、お悩み相談は受け付けておりません。
諸事情あって医療業界に復帰しましたが、正直後悔しています。
【相談内容】
【回答】
激動の20代前半を送ってきたのですね。自分の気持ちと反して医療業界に進学・就職したのはご両親の希望があったからでしょうか?詳しいご事情はわかりませんが、デザイン業界に戻りたいと思っているのであれば、看護師をあと1年頑張る必要はないと私は思います。
- 命を預かるプレッシャー
- 職場の「奉仕の心・自己犠牲」といった風潮が苦手
上記の考えに至ってしまったのであれば、もうその業界に適応するのは難しいと思います。思ってしまったものはもう仕方がないですし、とても正直なお気持ちだと思います。
情けないなんてことはないですよ
医療業界に戻った自分を情けないとおっしゃっていますが、全然そんなことないと思います。身内の方の病気に直面して、自身に何かできることはないかと模索された結果ですから立派だと思います。
それに医療業界に戻ったことでより一層「自分はデザインの仕事がしたい」と確信が持てたことがなによりの収穫だったのではないでしょうか。
国家資格を持っているとか、大学で勉強してきたとか、これまでの経歴や周囲の期待・しがらみからきっぱりと切り離し、覚悟を持ってデザイン業界へシフトチェンジできると思います。
職務経歴書は十人十色
職務経歴書が「医療業界→デザイン会社→医療業界」となっているので、履歴書を見た採用担当者は率直に「なんでだろう?」と思うでしょう。ですが転職の面接の際、大切なのは転職回数よりも「どういう理由・背景があったかを伝えること」だと思います。
「このとき何があって、こういう理由で職を変えた、そして今私はこういう思いがある」と自分の考えを正直に誠実に伝えればマイナスにはならないと思います。
私も以前、面接担当をした経験がありますが、職務経歴は皆さん全く違います。転職を繰り返している人もいます。しかし理由を聞いてみると家族の事情だったり、職場のトラブルだったり外部要因で職を変えざるを得なかった方も多く、それをマイナスに捉えることはありませんでした。転職回数が少ないから優秀というわけではありませんので…。
面接の際の空気感にもよりますが、「医療業界にいた分、職場の方に何かあったときサポートできます!」などと前向きにアピールしてみるのもありだと思います。
マイナスな気持ちは一旦取り除きましょう!
現在の仕事に対してマイナスな気持ちがあるのなら、一旦退職して少し休息してみてはいかがでしょうか。展覧会や美術館などに行ったりデザイン系の書籍を読んだり、デザインに対して前向きな気持ちをむくむく膨らませてから転職活動をするのもいいかもしれません。
ご相談者のおっしゃる通り、デザイン業界のみならず転職は若いうちに行動するほうが有利です。自身の気持ちを大切にしながら前向きさと行動力を武器に、これからのキャリアプランを立ててみてください。がんばってくださいね!
私は嫌々医療系の大学に通い、医療業界に就職しましたが1年未満で挫折。
やりたいことをやろう!とデザイン事務所に入りましたが、
3年目を迎えたところで身内が病気になり、
その影響を受けて今年の春から医療業界に復帰しました。正直後悔しています。
「命を預かるプレッシャー」に耐えられません。
そんなことは経験上わかっていたはずなのに、思い出は美化されるのでしょうか。
ヘンテコな正義感が先走りして覚悟もないまま医療業界に戻ってしまった自分が恥ずかしく情けないです。
毎日デザイン業界に戻りたいと思っていますが、
ここで辞めても同じことの繰り返しだとも思い、なんとか1年は頑張りたいです。
ツラい仕事を乗り切るアドバイスをください。
また、医療業界→デザイン業界→医療業界というキャリアは不利になりますよね…。
20代で3回も転職するなんてありえないと思うのですが、デザインに戻るなら若いうちがいいとも思います。
しかし、今はデザインがやりたいから!というより看護師を辞めたいというマイナスな気持ちの方が強く、
こんな気持ちで転職しても絶対うまくいかないと思ってます。
業界の年齢、自分の気持ち、転職のタイミングはどうすりあわせればよいでしょうか。
また、医療業界の奉仕の心といいますか、
患者さんのために自己犠牲することが美徳のような風潮が苦手です。
業界の風潮が肌に合わない場合、どうやって適応したらよろしいでしょうか。