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休業の理由はわからず…
休業の張り紙を見かけてびっくりしましたが、結局お店の様子を見に行くことができませんでした。しばらく訪問していなかった気まずさと、次の予定が詰まっていたこともあり、車を停められなかったのです。
「自分がやるべきこと」はなんだろう
帰宅後、Tさんにもやもやした気持ちを吐露すると「えりたの仕事はお客様一人に深入りすることではない」と一喝されました。さまざまな状況の顧客を担当するなかで、売上の高い顧客を優先させるのは営業として当然のこと。そして休業したよしみさんに対し気を揉んだところで、私にできることは何もないと気付かされます。
私がやるべきことは「広告を売って利益を上げること」。それ以上でもそれ以下でもありません。私のよしみさんに対する気持ちはビジネスパートナーとしての距離感ではなかったのかも…と考えるようになりました。
手紙を出してみた
それでもやはりよしみさんが気になってしまい、私は手紙を出しました。あくまで求人広告営業として「広告でお役に立てることがあればご相談ください」と一線引いた内容にしました。休業中なので手紙に気づかないかもな…と思いましたが、なんとよしみさんから電話がかかってきたのです。つづく…。