お辞儀のコツ




こちらのマンガは書籍出版でお世話になった『イースト・プレス』さんのサイトにて、過去に掲載させていただいてたものです。

「本日は
ご来社いただき
ありがとう
ございました」
商談後
お客様を見送ると…
「えりた
ちょっといいかな」
「わぁ主任!
いつからそこに⁉︎」
「今見てたけど
お辞儀の仕方
おかしいぞ」
「えっそうですか?」
「お辞儀は
ビジネスマナーの
基本中の基本!
正しいお辞儀を身につけ
印象アップせよ!
早速練習するぞ!」
「お辞儀の練習ですか…」
「デキるビジネスマンは
たった数秒のお辞儀も
ビシッと
キマッてるんだぞ」
「1コマ目のえりたは
頭しか動いてないし
上目遣いだし
一番ダメな例だ」
「コツは
頭のてっぺんから
腰まで一切曲げずに
お尻を引いて
お辞儀をする」
そのためにはまず
①胸と背中に
 手の平を当てて
②腰とお腹に集中して
 あごを軽く引いて
③そしてお尻を
 後ろに引きながら
 足の後ろ側を
 ピンと張る
目線はつま先の
1メートル先を
見るように
この3つを意識して
きちんと相手の
顔を見ながら挨拶、
そして
お辞儀をぺこり
シーン別に
お辞儀の角度も
変えてみよう
会釈…日常挨拶は15度
敬礼…敬意を示す場合は30度
最敬礼…さらに敬意を示す場合は45度
「最初は形から
入ることが大切だ
実践し続けることで
次第に心の込もった
所作になる」
「相手に対する
敬意や感謝
お詫びの気持ちを
より表すことが
できるんだ」
「正しいお辞儀を
学んだら気持ちも
ビシッとしてきました」
「お辞儀は
コミュニケーションの
はじめの一歩だから
きちんと
身につけるんだぞ」

正しいお辞儀で印象アップ!

お辞儀って簡単そうに見えて奥が深いですよね。ちゃんとやっているつもりでも、はたから見ると腰がひけていたり見た目がよくなかったり…。

特に新社会人の方は正しいお辞儀を身につけて、ビジネスパーソンとしての印象をアップしていきましょう!

ポイントは「背中」と「お尻」にあり!?

お辞儀と聞くとぺこりと頭を下げるイメージがありますが、きれいなお辞儀ができる人は背中がまっすぐで、お尻を後ろに引いています。実際にやってみるとこれがなかなか難しい…!

そのためにもまずは手の平を胸と背中を当てて地面に対してまっすぐ垂直になっていることを意識します。そして腰とお腹に集中し顎を引きます。

そのまっすぐな背中とお腹、そして顎を引いたまま、お尻を後ろに引きます。ひざの後ろをピンと張り、目線は1メートル先あたりを見ます。慣れないうちは体がプルプルして筋肉痛になりそうですが、慣れてくるとそのフォームが美しいお辞儀だと気づくはずです。

語先後礼(ごせんごれい)が美しい

語先後礼は「言葉を先に言ってから礼をする」という意味で、正しいマナーとされています。「おはようございます」「よろしくお願いします」などと挨拶してから深くお辞儀をします。

言葉と礼を同時にしてしまうと、相手を見ずに地面を見たまま挨拶をすることになるので失礼にあたります。しっかりと相手を見ながら挨拶をした後、お辞儀をする所作は身につけておいて損はないと思います。

シーン別にお辞儀の角度を変える

お辞儀は大きく分けて「会釈・敬礼・最敬礼」の3種類あると言われています。

会釈は日常挨拶などに(角度は15度)。敬礼は初対面での挨拶やお見送り時などに(角度は30度)。最敬礼は感謝する際やクレーム対応時などに(角度は45度)。また、先方が大変怒っていて謝罪をする際は90度で深くお辞儀をするなど、状況によって使い分けるとよいと思います。

たかがお辞儀、されどお辞儀

お辞儀はコミュニケーションの最初の一歩であり、基本中の基本です。相手に対する敬意や感謝、お詫びの気持ちなどを言葉だけでなく体で表すことができます。

最初は形を覚えるだけで精一杯かもしれませんが、次第に心のこもった所作へと変わっていきます。できるビジネスパーソンほどお辞儀もビシッときまっています。身につけていきたいですね!