こちらのマンガは書籍出版でお世話になった『イースト・プレス』さんのサイトにて、過去に掲載させていただいてたものです。
正しいお辞儀で印象アップ!
お辞儀って簡単そうに見えて奥が深いですよね。ちゃんとやっているつもりでも、はたから見ると腰がひけていたり見た目がよくなかったり…。
特に新社会人の方は正しいお辞儀を身につけて、ビジネスパーソンとしての印象をアップしていきましょう!
ポイントは「背中」と「お尻」にあり!?
お辞儀と聞くとぺこりと頭を下げるイメージがありますが、きれいなお辞儀ができる人は背中がまっすぐで、お尻を後ろに引いています。実際にやってみるとこれがなかなか難しい…!
そのためにもまずは手の平を胸と背中を当てて地面に対してまっすぐ垂直になっていることを意識します。そして腰とお腹に集中し顎を引きます。
そのまっすぐな背中とお腹、そして顎を引いたまま、お尻を後ろに引きます。ひざの後ろをピンと張り、目線は1メートル先あたりを見ます。慣れないうちは体がプルプルして筋肉痛になりそうですが、慣れてくるとそのフォームが美しいお辞儀だと気づくはずです。
語先後礼(ごせんごれい)が美しい
語先後礼は「言葉を先に言ってから礼をする」という意味で、正しいマナーとされています。「おはようございます」「よろしくお願いします」などと挨拶してから深くお辞儀をします。
言葉と礼を同時にしてしまうと、相手を見ずに地面を見たまま挨拶をすることになるので失礼にあたります。しっかりと相手を見ながら挨拶をした後、お辞儀をする所作は身につけておいて損はないと思います。
シーン別にお辞儀の角度を変える
お辞儀は大きく分けて「会釈・敬礼・最敬礼」の3種類あると言われています。
会釈は日常挨拶などに(角度は15度)。敬礼は初対面での挨拶やお見送り時などに(角度は30度)。最敬礼は感謝する際やクレーム対応時などに(角度は45度)。また、先方が大変怒っていて謝罪をする際は90度で深くお辞儀をするなど、状況によって使い分けるとよいと思います。
たかがお辞儀、されどお辞儀
お辞儀はコミュニケーションの最初の一歩であり、基本中の基本です。相手に対する敬意や感謝、お詫びの気持ちなどを言葉だけでなく体で表すことができます。
最初は形を覚えるだけで精一杯かもしれませんが、次第に心のこもった所作へと変わっていきます。できるビジネスパーソンほどお辞儀もビシッときまっています。身につけていきたいですね!