求人広告の「サクラ」を疑われてしまった話④終




前回の話はこちら↓

求人広告の「サクラ」を疑われてしまった話③

2022年2月25日

1話目はこちら↓

求人広告の「サクラ」を疑われてしまった話①

2022年2月24日
それから数年後ーー
「今伺った内容を
ふまえながら
求あ人広告制作を
進めさせて頂きます」
「反響出るように
いい感じに
作ってよ〜?」
「もちろんです!
求職者が安心して
応募できるような
広告を作ります!
それでお客様にも
ご協力いただきたいの
ですが…」
「面接前日に
「明日の面接
よろしくお願いします」と
面接される方へ
お電話して頂くことを
ご提案したいのですが…」
「えっ!?」
「なんで…?」
「もちろん無理にとは
言いません
ですが
やる気がある人材か
どうかは前日の電話で
大体わかりますし
面接キャンセルの
予防にもなります」
「でもさぁそこまで
してあげる必要ある?
こっちは給料払う側よ?」
「雇用主と従業員
お互いを思いやることが
円滑な仕事に繋がると
思っておりまして…」
「これから一緒に
仕事をする仲間に
まずはお客様から
思いやりを示すのも
「粋」だと思いますが
いかがでしょうか?」
「………」
「「一緒に働く仲間」
かぁーーー……
そういう気持ちで
面接者のこと
見てなかったかも…」
「よしわかった…
面接前日に
電話してみるよ!」
「ありがとう
ございます!」
求人広告は掲載したら
終わりでは
決してない
応募が多かったら
それでいいわけでもない
求職者が採用されて
働き始めて
そこでようやく
役目を終えるのだ
だから私は
採用担当のお客様を
巻き込みながら
「求職者の立場に立った」
求人広告作りを
心がけるようになった
みんなの心に
桜が舞うような
思いやりある求人広告を
目指してーー

「明日の面接よろしくお願いします」は効果アリ

マンガ内でもご紹介しましたが、面接前日に「明日の面接よろしくお願いします」と面接予定の方に電話をすることは、割と効果がありました。バックレ率が減ったというお客様の声が多く、私が採用担当になった際もこの方法をよく使いました。

面接に臨む方の緊張をほぐすだけでなく、応募者一人ひとりを大事にしていることも伝わりますよね。私が面接に臨む立場だったら、事前に聞きたいことが聞けて不安も払拭できるので嬉しいなと思います。

求職者と企業を繋ぐためにできること

サクラを疑われるトラブルがあって以降、求職者の立場で求人広告を見るようになりました。「どうすれば応募したくなるか、実際に面接に行きたいと思えるか」と想像することで見えてくるものがありました。また、それを伝えるのが求人広告営業の役割だと感じるようになりました。

例えば少人数の職場に1名の募集であれば、現在の職場の年齢層・男女比を記載し、その職場に馴染めるかどうかを求職者にイメージさせたり、逆に大人数の職場に20名の募集であれば、同期が多いので安心、みんなで一緒に成長できると求職者にアピールしたり…。
「自分が働くとしたら、どういう情報がほしいか」ということを考えるようになりました。

新しい職場を想像してワクワクしたり、心にふわっと桜が舞うような…
そんな求人広告でみんなが幸せになれたらなぁと思いながら奮闘していましたーーー。

というわけで、今回のエピソードは以上です。最後までお読みいただきありがとうございました!