クッション言葉としても便利な「ありがとうございます」
お客様とやりとりする際、お客様からの質問などに対して「ありがとうございます」と返答することがあります。
「(興味を持って質問してくださり)ありがとうございます」という意味合いを持つ、クッション言葉の一つです。
商談の際にポジティブな流れを作ることができるため便利なのですが、多用しすぎると少しうさんくさい印象を与えることもありますよね。会話に変化をつけるためにも、代用できる言葉をいくつか用意することが大事です。
何度連呼しても不快にならない言葉
「ありがとうございます」の代わりに使える言葉があります。それは相手の名前を呼ぶことです。丁寧で感じが良くて、何度使用しても相手を不快にさせません。
自己啓発書の元祖である「人を動かす」の著書で有名なデール・カーネギー氏によると、「その人にとって自分の名前は最も好きな言葉である」と書かれています。商談時や雑談時、ときにはクレームがあったときでも、相手のお名前を呼ぶことで好印象を持たれることが多いのです。
ちなみに、ラジオショッピングなどでもショッパーの方がラジオパーソナリティの方と会話する際、これを多用しています。単なる商品説明にならず、ラジオパーソナリティの方を良い感じに巻き込みながら宣伝する様子は一聞の価値ありです。勉強になるのでぜひ聴いてみてください。
お名前を聞く前から連呼するのはNG!
営業職はテレアポリストや引き継ぎリストなどの顧客情報リストから、事前にお客様の名前を把握している場合があります。しかし、お客様から名前を聞く前から名前を呼ぶのはNGです。「なんで私の名前を知ってるの…?」と不快にさせてしまいます。
必ず自分の名を名乗ってからお客様の名前を伺い、それから名前を呼ぶように気をつけましょう。
名前の呼びかけは誠実なメッセージ
名前を呼びかけることはオンリーワンなあなたをしっかり受け止めているという誠実なメッセージです。
信頼関係を深めるためにも自然と会話に取り入れてみることをおすすめします!