「断り文句」には「クッション話法」で対応する




「クッション話法」とは
ストレートに言ってしまうと
きつくなりがちな事柄を
クッションのように
やわらげてくれる
言葉のことです
相手への配慮や思いやりを
示すことができ
言いにくいことも
言いやすくなります
<クッション言葉例>
「お忙しいところ
申し訳ありませんが
●●について教えて
いただきたいのですが」
「私どもの説明不足
だったのかもしれませんが
この場所は
喫煙禁止でして…」
また「お客様から断り文句を
言われたとき」に使うのも
効果的です
否定的な意見をやんわり
受け止め理解を示すことが
できます
断り文句に対する
クッション言葉例です
そうですよね
そう思われるのは
ごもっともです
そこのところは
たしかにその通り
だと思います
どこの会社も
最初はそう
おっしゃいます
さすが鋭い
ご指摘ですね!
やはりその点が
ポイントですよね
人は否定されれば相手にも
否定で返したくなり
肯定されれば相手にも
肯定で返したくなります
否定的なお客様を受け止め
肯定することで
徐々にお客様も
肯定的になります
さらに応用編!!
クッション話法からさらに
トークを展開してみましょう

その1
クッションで受けとめる

「1ヶ月で10万円!?
ウェブ広告に
そんな予算出せないよ」
「そうですよね
みなさん最初は
そうおっしゃいます
御社と同業種の
人事部長も
最初はそのように
おっしゃっていました」
その2
具体的な成功事例を出す

「ところが某社で
ウェブ広告を
利用したところ
従来と比べて
3倍もの応募者が
増えたそうで

いい人材が採用できたと
ご満足いただいております」

その3
理由を説明する

「といいますのも
ウェブ広告は紙と比べて
情報量が多く
さらに24時間いつでもどこでも
閲覧できますので
訴求力が高まるからで
うんぬんかんぬん…」

こんな感じでクッション話法を
商談にもうまく
取り入れてみましょう!

「誰かと会話をするときにどうしてもキツい印象を与えてしまう…」
「率直な意見を言ってるだけなのにその場の空気を凍らせてしまう」などというお悩みを持つ方には、今回の「クッション言葉」がとてもおすすめです。読んで字のごとく、伝えたい内容をクッションのように柔らかくしてくれます。

もちろん商談の際にもかなり有効です。商談はスムーズに進むことばかりではありません。お客様に否定されたり、こちらの提案に不服そうにされることもあります。そんなときクッション言葉で商談の流れを「肯定的」にすることができるのです。

クッション言葉はたくさんありますが、基本的には「そうですよね、あなたのご意見はよくわかりますよ」と肯定と共感を伝えるもの。そういう前置きを加えるだけで、こちら側の意見や提案をすんなり聞き入れてもらいやすくなるのです。