いろんな場面で活用できる「自分の気持ちの伝え方」
職場や日常生活において、自分の気持ちを伝える場面は多々あります。なるべくなら角を立てずに相手を尊重しながら自分の気持ちを伝えたいですよね。
相手に伝えるコミュニケーション方法として「Iメッセージ」と「YOUメッセージ」の2種類があると言われています。「Iメッセージ」を使うことで相手が受け入れやすい表現方法になると言われています。具体的に説明していきます。
「YOUメッセージ」とは?
「YOUメッセージ」とは「あなた」を主語にした相手を評価する表現方法です。
「(あなたは)いつも契約書が出しっぱなしです。片づけてください。」
「(あなたは)こんな時間まで何をしていたんですか?」
「(あなたは)ひどいことを言うんですね」
YOUメッセージは「あなたはこうあるべき」といった断定的で相手を責めるような否定的なニュアンスがあります。相手を不快にさせてしまいますし、反発をもらうこともあるでしょう。
「Iメッセージ」とは?
対して「Iメッセージ」とは「私は」を主語にした自分の感情を伝える表現です。上記の例文を「Iメッセージ」に変換してみると…。
「契約書を片付けてくれたら(私は)助かります」
「帰りが遅いので(私は)心配していました、連絡をくれると(私は)助かります」
「ひどいことを言われて(私は)傷つきました」
Iメッセージなら自分の気持ちを素直に表現できる分、相手を尊重しながら自分の気持ちを伝えることができます。相手も「そういう気持ちなんだな」とこちらの立場を想像しながら受け入れ、物事を考えられるようになります。
対面だけでなくメールでも使える!
この「Iメッセージ」はメールでのやり取り時にも有効です。
↓
「○○について詳しく教えていただけると嬉しいです」
メールは文字だけのコミュニケーションですので、言い回しひとつで冷たい印象を与えかねません。「Iメッセージ」を使うことで柔らかい印象を与えることができるでしょう。
相手を尊重しながら、伝え方を工夫することで建設的な話し合いができる「Iメッセージ」をぜひ活用してみてください。