超一流営業パーソンから学ぶ「営業の根幹」




営業職時代
「逆営業」を受けることが
何度かあった
「営業する側」ではなく
「営業される側」に
なることである
エステや保険、新聞の契約など
個人で購入できるものから
会社単位で検討し
導入するサービスなど様々…
そんなある日
当時の上司を含めた
「逆営業」を受けることに
(どんな内容かは伏せさせていただきます)
そのお客様は
過去のエッセイ漫画に
何度か登場した
M沢様である…!
「なんかすごい人
なんでしょ?」
「はいっ
私が知る限り
超一流営業マン
だと思いますっ」
「超一流の営業マンに
営業されるなんて
ドキドキするなぁ…」
「ものすごい
営業力
なんでしょうね」
ドキドキふわふわしている
私たちとは裏腹に
M沢様から「営業の根幹」を
知ることになるーーー
商談3日前ーー
「わっえりたくん
M沢さんから
メールが来たぞ!」
「私にも
来ました!」
28日は〜〜〜〜〜の件で
よろしくお願いします
都合が悪い際は
おっしゃってください
●日時・場所 〜〜〜〜〜〜
●商談内容 〜〜〜〜〜〜
●参加者 〜〜〜〜〜〜〜

それではよろしくお願い
いたします。
「そうだそうだ
28日は商談だったな
事前にメールくれて
助かったよ」
「前日じゃなく
3日前に送るところに
相手への配慮が
感じられますね…」
商談当日の朝ーー
「M沢様
お世話になります」
「本日は13時から
商談の予定ですが
ご都合大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫です!」
「それでは○○ホテル
1階のカフェにて
お待ちしております」
「どうぞよろしく
お願いいたします」
そして商談の場所へ行くと…
「お忙しいなか
お時間いただき
ありがとうございます」
「いえいえ
そんな…」
「こちらこそ
いつもありがとう
ございます!」
「本日は30分ほど
お時間いただけるとのことで
お間違えないでしょうか?」
「あっはい」
「お時間過ぎて
しまわないように
こちらに時計を
置かせていただきますね」
「かっこE〜…」
そして千円以上する
アイスコーヒーを飲みながら
M沢様のお話を聞く私たち…
一方的に話すのではなく
あくまでヒアリングを
メインとした商談が進んだ
「…というわけで
ちょうど13時半ですね」
「本日はお忙しいなか
貴重なお時間をいただき
誠にありがとうございました
ご検討いただけますと幸いです」
「いえいえ
素敵なご提案を
ありがとうございました」
「うちの会社の悩みを
ズバリ見極めて
いましたね…すごい」
「あんな営業マンに
なりたい…!」
そしてその日の夕方ーー
「M沢様から
お礼のメールが…!
アフターフォローも
ばっちりですね」
メール本文
「本日はお忙しいなか
貴重なお時間を割いていただき
誠にありがとうございました。

商談内で宿題にさせていただいた
〜〜〜〜〜の件につきましては
該当部署に確認し、00日までに
回答させていただきます。

その他、弊社サービスにご不明点等が
ございましたら、ご連絡をいただけますと
幸いです。
引き続き、何卒よろしくお願いいたします。」
「業者相手でも
こんな丁寧に
営業してくれるとは…」
「商談は前後のフォローで
勝敗が決まる」
「そしてそのフォローは
1分もかからない
作業なのである」
…ってことだな!
「基本が
大事…!」
デキる営業マンとは
基本を怠らない人のことだと
感じました
「超一流の営業パーソンは基本を大事にしている」
数々の優秀な営業マン・営業ウーマンと出会った際、私が感じたことです。

基本とはなんぞや?と思う方もいるかもしれませんが、まず大前提として相手を思いやる気持ちがあることかなと思います。具体的には「ひとつひとつの商談を大事にする」、「礼儀礼節がしっかりしている」「相手の悩みや困っていることを丁寧にヒアリングする」「商談の事前準備やアフターフォローを怠らない」など。

いずれも相手を思いやる気持ちがあるからこその行動だと思います。しかもそのひとつひとつの行動はさほど時間がかかることではありません。やろうと思えば誰だってできることなんですよね。超一流の営業パーソンに近づく一歩として、基本を改めて大事にしていきたいですね。