「メモをとりなさい」と口酸っぱく言われる理由
新社会人の方は会社の上司・先輩から「メモをとりなさい」とよく言われます。研修などがあった際も、メモをとっていない人は「メモもとらずに覚えられるのか?」と言われます。お客様と打ち合わせの際、メモをとっていないと「メモをとらなくて大丈夫なんですか?」と言われます。
新人、中堅問わずあらゆる場面で「メモをとれ」と言われます。その最大の理由は「人間はメモをとらないと忘れてしまうから」です。
ドイツの有名な心理学者エビングハウス氏によると「一度学んだことは忘れてしまいますが、早めに復習することで記憶が定着します」とのこと。「メモをとる→見直す」ことで聞いたことを忘れずに記憶に残すことができるのです。
メモをとる際のポイント
ただ言われたことをそのままメモするのではなく要点を抑えることです。「やるべきこと」「気になること」「知らない言葉」など、言われた内容を誰かに説明することをイメージしながらメモをとると、要約力がアップします。
メモをとるメリットは「忘れない」以外にもたくさん!
メモをとることは「忘れない」以外にもたくさんあります。
- 「見返す」ことでより一層脳内に記憶できる
- 気になることや知らない言葉を調べたり追記することで仕事の不安が解消される
- メモがきっかけで新たなアイデアが生まれる
- 話の内容の「ヌケモレ」に気付ける
メモを通して一人前になれる!
最初は上司や先輩に言われたことをこなすだけで精一杯だと思います。しかしメモをとることで、要約力アップ・気づき力アップ、そして自分なりの考えを発信することができるようになるでしょう。
いわばメモを通して一人前になっていくと言っても過言ではありません。メモ帳を積み上げた数だけ、人は成長していくのでしょうね。