自社商品と消費者ニーズを結びつけるコツ




以前こんなお悩み相談を
もらったことがあります
「私はとある部品を扱う会社の
営業マンです。
正直、自社製品に魅力を感じず
自信を持って営業できません。
同業他社の製品のほうが
優れていると
思ってしまいます。
そんな気持ちでいるからか、
営業成績が上がりません。
どうすればいいでしょうか。」
もちろん自社商品に
自信を持つことは大事です
しかしそれと同じくらい
「お客様のニーズを探り
自社商品と
結びつけること」も
大事です!
消費者ニーズは
大きく分けて2つあります
機能的ニーズとは
商品の「品質」そのものに
対して求めることです
(価格・性能・品質
経済性・簡便さ・耐久性
納期・デザイン・色
サイズなど)
一方、感情的ニーズとは
商品を購入することで
得られるであろう「感情」
を求めることです
(自分の幸せ・達成感
他人からの評価・名声
感動など)
例えば某ディーラーで働く
2社の営業さんを
比較してみましょう
A社は性能が良く
デザイン性も高い
高級車を売り
B社は性能もデザインも
値段も平均的な車を
売っています
B社の営業マンは
営業成績が良くありません
「A社はいいよなぁ…
すべてがパーフェクトの
車を売っていて
ボクが売る車は
とりわけ魅力もないし
そりゃ売れないよなぁ」
しかし当然ですが
どちらの会社の車も
ニーズがあります
「私は経営者なので
高級車を買って
自分に箔をつけたいんだ」
→感情的ニーズ
「値段をおさえて
すぐに乗れる車が
ほしいわ」
→機能的ニーズ

何を重視するのか
何が決め手になるかは
まさに千差万別です

お客様のニーズを徹底的に
聞き出し自社商品と
結び付けていくことが
営業としての使命なのです

そしてその
結びつける経験の積み重ねが
自社商品に対する
真の「自信」を生むのです

「自社商品に自信が持てない」「他社商品のほうが魅力を感じる」などといったお悩みを持つ営業職の方からメールをいただいたことが何度かあります。

私も以前は求人広告営業をしていたので、その気持ちはよくわかります。その業界を勉強すればするほど「他社の求人媒体のほうがお客様の役に立つのでは…?」「自社の求人媒体ってなんでこんなに質が良くないんだろう」と自信が持てなくなるんですよね。

しかし、お客様のニーズはさまざまです。かなり大きく分類すると今回ご紹介したような「感情的ニーズ」と「機能的ニーズ」に分かれます。何が決め手になるのかは千差万別なのです。

  • 機能的ニーズ…商品の「品質」そのものに対して求めること(価格・性能・品質・経済性・簡便さ・耐久性・納期・デザイン・色・サイズなど)
  • 感情的ニーズ…商品を購入することで得られるであろう「感情」を求めること(自分の幸せ・達成感・他人からの評価・名声・感動など)

ですので大事なのは「お客様のニーズをしっかり捉え、自社商品と結びつけること」。そのためにも自社商品をうわべの情報だけでなくとことん知る必要があります。どんな要素がお客様のニーズとつながるかわかりません。

そうやってお客様ニーズと自社商品を結びつける経験を積み重ねることが、自社商品への自信につながってゆくのだと思います。